1人のクラスメイトが迫ってきて大変です
序章
私、森川志帆(もりかわしほ)は、今隣の席のクラスメイトに何か言い寄られています。

「君に一目惚れしたんだ」

そう、その隣の席の子とは…

「あ、自己紹介してないからダメなのかな?じゃあ、僕の名前は鈴木望(すずきのぞむ)って言います!よろしくね」

「あ…はい。よろしくお願いします。」

進級して心機一転、勉強を頑張ろうと意気込んだ矢先…

なぜこんなのに付きまとわれるんだろうか。

「ねぇ、キミの名前なに?」

まぁ、一応クラスメイトだし、挨拶と名前は言っておこうかな。

「えっと…森川志帆って言います。これから1年間よろしくお願いします。」

「よろしく〜!」

「あ、そう言えばさ〜志帆ちゃんに聞きたいこといっぱいあるんだよねー!」


キーンコーンカーンコーン


「あー、なっちゃった…」

よし!チャイムナイスタイミング!これで鈴木くんの質問に答えなくて済む!

これで心機一転、高校受験のために勉強頑張るぞー!

朝学活が終わって、早速1時間目から授業があるので、1時間目の授業の準備をしていると、

隣から何やら声が…

「あ、それで、質問したいからこっち向いてよ〜志帆ちゃん」

サイアク…でも、声をかけられたからには相手の方を見て話を聞けって言われてるからなー

仕方ない。鈴木くんの方を見ますか。

「はい、なんですか」

少しイライラしながら鈴木くんの顔を見た。

自分が思ってたよりもチャラくなくて、とてもスラッとしていて顔立ちもシュッてしてる。

絵に描いたようなイケメンだなぁ

そう思っていると…

「おーい、聞こえてる?質問答えてよー」

そんな声がする。はぁ、どんな質問だろうか。
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