最期マデ、アソボ
ー放送室ー

放送室では先ほど教室を見た花梨が放送の準備を終えていた。

花「じゃあ、開始するね。(かなで)くん、良い?」

花梨がよんだ奏とは、先ほど現れた斧を持った男のことだ。

奏は言った。

奏「えぇ、良いですとも。たっぷり遊ばせていただきます。」

花梨は微笑んだ。

花「ふふふ、たぁ〜くさん遊んでね!じゃあ、放送しま〜す!」

そう言って花梨は放送ボタンを押した。

ピーンポーンパーンポーン

花「もしも〜し!全校生徒と教師の皆さぁ〜ん!お久しぶりです。花梨です!」

その時、学校中がざわめいた。

花「はいは〜い!静かに!これから恐怖ノ、鬼ゴッコを始めま〜す!30秒したら鬼を放出するから各自逃げてね〜!ちなみに鬼は一人だよ〜!じゃあ、スタート!い〜ち、に〜い、さぁ〜ん、」

花梨はカウントダウンを始めた。

真っ黒なくりくりの目を赤く光らせて学校中を見渡しながら...

ー教室ー

莉「へぇ〜あの子真面目にできるんだ〜」

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