攻略困難恋愛。〜真面目女子の落とし方〜
「ドイツの音楽家の3大B?なにそれ!」

…ま、こいつが知ってるわけないか。

今日は久しぶりに二人共仕事が早く終わったので吉崎流星の家でご飯を食べることに。

吉崎流星が作った鍋を食べて、こたつでテレビを見ている。

土曜の夜ってあんまり面白いテレビ、してないなー。

普段滅多にテレビを見ない私にはよくわかんない。

「あっ、このカクテル、美味しそうって思ってたんだよね!」

吉崎流星が反応したCMは綺麗な女優さんが新発売のカクテルを紹介してる。

カクテル、といえば!

「ねえ、バーで働いたことある?」

これでもしあるなら…

「あるよ!バーテンダー!」

ビンゴ!!!

やっぱりこいつ、生粋のチャラ男だったんだ。

「ほら、風斗の家でバイトしてたの。moonlightで夜だけね。助っ人ライブのない日とか。」

あー、あのバーね。

「俺結構カクテルつくるの、うまいよ!今度環ちゃんのために作ろうか?」
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