エリートなあなた
作り手(彼氏)不在の現在――栄養バランスを気にして作りに訪れることもしばしば。
ちなみに茶碗蒸しなど食事を終えて、リビングにあるソファで2人で寛いでいた。
「それでヤったの?」
「あのね。女子なんだから、もうちょっとソフトに」
前方にあるガラステーブルには、ブラック・コーヒーとデザートにプリンが並ぶ。
「ねえエッチ上手かった?」
「…あーもう!」
「ふふふっ、」
ほくそ笑む彼女にとってはそれらより、私をイジることの方がスイーツのようだけれど。
溜め息を吐き出しながら彼女の横顔を見ると、綺麗な顔も台無し状態である。
「でも、アンタにしては珍しいよね?
付き合ってすぐに身体を許すなんてさぁ。むしろ初めてでしょ?その当日とか」
「そうなんだよねぇ、」
ようやくプリンとスプーンを手にした彼女。一口食べてからズバリと指摘する。