エリートなあなた


――どれだけ落ち着きを取り戻したくても、これだとムリだろう。


「早速だけど…、吉川さんはこの職場を見てどう感じた?」


あまりに唐突過ぎる課長のお尋ねで、今度は戸惑いを覚える羽目に。



何て答えれば良いのか、…何が正しいのか分からない。



鋭い眼差しを向けられると、金縛りに遭ったように視線を逸らせなくなる。



無言で見据えるだけのダークグレイの瞳には、なぜこれほど訴えるものがあるのだろう…?



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