愛してはいけないというあなたと
艶子は恐怖から、震える声で叫んだ。
「何をするの……!」
叔父は艶子の前に屈んで顔を近付けてきた。
生温かい息がかかるほど、近い距離まで。
「いいかい?今からお前は私のものになるんだ」
「い、嫌よ……」
「じっとしていれば優しくしてあげるから」
興奮から鼻息荒くした叔父は、艶子を押し倒した。
「あぁ、本当に優子さんにそっくりだ」
ねっとりとした声に震える艶子。
「やめて……」
叔父は艶子を無理やり暴こうとしているのだ。
姪を相手に、気が狂っている。
「ずっと手に入れたかった……」
熱っぽい目を向けられ、吐き気を覚える。
叔父が覆いかぶさり、艶子の首筋に息を吹きかけた時、反射的に涙が出た。
「離して……!」
――絶対に嫌。
こんな男に奪われるなんて死んだ方がマシ!
「大人しくしなさい。あいつらが起きて困るのはお前だよ」
ここで叔父に犯されるより、叔母と美和に叩かれた方がまだいい。
「嫌、止めて!」
艶子は叫び、体をよじり、叔父の手から抜け出そうとする。
しかし、頼りない自分の力では大きな体を動かすことは不可能だ。
「拒んでも無駄だ。大人しくするんだ」
叔父はとう言うと、艶子の胸に手を当てた。
――気持ちが悪い……!
こんなの嫌、絶対に間違っているわ。
艶子は止めて!と叫びながら、体をよじる。
すると、ワインセラーに艶子の足が当たり、中からワインの瓶が数本落ちてきて、叔父に直撃した。
「うっ」と鈍い声を上げる叔父。
一瞬だけ覆いかぶさる力が弱くなったので、その隙に艶子は抜け出し、寝袋を抱えたまま地下室から飛び出す。
叔父が「待ちなさい!」と追いかけて来るが、止まってなんかいられない。
全速力で玄関まで行き、靴も履かぬまま外へ飛び出した。
走りながらスマホを取り出す。
助けを求める相手は彼しかいない。
艶子は迷うことなく電話帳に一つだけ登録してある彼に電話をかけた。
「何をするの……!」
叔父は艶子の前に屈んで顔を近付けてきた。
生温かい息がかかるほど、近い距離まで。
「いいかい?今からお前は私のものになるんだ」
「い、嫌よ……」
「じっとしていれば優しくしてあげるから」
興奮から鼻息荒くした叔父は、艶子を押し倒した。
「あぁ、本当に優子さんにそっくりだ」
ねっとりとした声に震える艶子。
「やめて……」
叔父は艶子を無理やり暴こうとしているのだ。
姪を相手に、気が狂っている。
「ずっと手に入れたかった……」
熱っぽい目を向けられ、吐き気を覚える。
叔父が覆いかぶさり、艶子の首筋に息を吹きかけた時、反射的に涙が出た。
「離して……!」
――絶対に嫌。
こんな男に奪われるなんて死んだ方がマシ!
「大人しくしなさい。あいつらが起きて困るのはお前だよ」
ここで叔父に犯されるより、叔母と美和に叩かれた方がまだいい。
「嫌、止めて!」
艶子は叫び、体をよじり、叔父の手から抜け出そうとする。
しかし、頼りない自分の力では大きな体を動かすことは不可能だ。
「拒んでも無駄だ。大人しくするんだ」
叔父はとう言うと、艶子の胸に手を当てた。
――気持ちが悪い……!
こんなの嫌、絶対に間違っているわ。
艶子は止めて!と叫びながら、体をよじる。
すると、ワインセラーに艶子の足が当たり、中からワインの瓶が数本落ちてきて、叔父に直撃した。
「うっ」と鈍い声を上げる叔父。
一瞬だけ覆いかぶさる力が弱くなったので、その隙に艶子は抜け出し、寝袋を抱えたまま地下室から飛び出す。
叔父が「待ちなさい!」と追いかけて来るが、止まってなんかいられない。
全速力で玄関まで行き、靴も履かぬまま外へ飛び出した。
走りながらスマホを取り出す。
助けを求める相手は彼しかいない。
艶子は迷うことなく電話帳に一つだけ登録してある彼に電話をかけた。