Sunshine Days
「俺の見る?」

そう言うと春川はパアッと光が指したように明るい表情になった。

「いいのっ?ありがとう!じゃあお言葉に甘えて…」

両手でノートを恭しく受けとる。

本当に面白いやつ。

そしてからかいたくなってしまう。

「寝てるときよだれ垂れてたよ?」

嘘だけど。

すると春川はもともと大きな目をさらに丸くさせて、口元をゴシゴシ擦り出した。

「やだっ…つい、おっきなケーキが…」

おっきなケーキ?

食べ物の夢見てたってことか?

「嘘だよ、うーそ!」

「えっ!もう!藤咲君!」

迫力ゼロだけど多分本人は睨んでるみたい。

やっぱり喜怒哀楽が激しい。
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