恋をするなら俺として?
スキンケアからヘアケア、コスメコーナーと一ノ瀬くんについて店内をまわると、今まで来たことがないお店みたいに思える。
楽しそうに商品を見て話す彼は、わかりやすく私にも教えてくれて、美容に無知な私を馬鹿にすることもない。
お互い気になった商品をいくつか買って、お店を出る頃には外はすっかり暗くなっていた。
「楽しかったぁ……」
心の底から吐き出した言葉みたいにそう言って、にこりと一ノ瀬くんは私に微笑む。
「山下さん優しいよね、嫌な顔ひとつしないで俺の話聞いてくれて」
「え……私も楽しかったから」
「じゃあ、また近いうちに誘っていい?」
「いつでも……」
「……家どっち?もう暗いから送る」
遠慮しようかと思ったけれど、もう少し一緒にいたい気持ちがまさってしまって彼の言葉に甘える。
ただ家が近所すぎてあっという間で、送ってくれた一ノ瀬くんもその距離をおかしそうに笑ってた。
なんて言ってお別れしよう。
楽しそうに商品を見て話す彼は、わかりやすく私にも教えてくれて、美容に無知な私を馬鹿にすることもない。
お互い気になった商品をいくつか買って、お店を出る頃には外はすっかり暗くなっていた。
「楽しかったぁ……」
心の底から吐き出した言葉みたいにそう言って、にこりと一ノ瀬くんは私に微笑む。
「山下さん優しいよね、嫌な顔ひとつしないで俺の話聞いてくれて」
「え……私も楽しかったから」
「じゃあ、また近いうちに誘っていい?」
「いつでも……」
「……家どっち?もう暗いから送る」
遠慮しようかと思ったけれど、もう少し一緒にいたい気持ちがまさってしまって彼の言葉に甘える。
ただ家が近所すぎてあっという間で、送ってくれた一ノ瀬くんもその距離をおかしそうに笑ってた。
なんて言ってお別れしよう。