一夏夕涼み

「夕食とっても美味しかった、ごちそうさま」

「あぁ都会っ子のお口合ってよかったよ」

「出かけるの大志くん?」

「うんちょっと友達と散歩、そうだ文香も来ない?お酒飲めないからあの晩酌も退屈だろう?」

そう誘うと「えっでも」と迷っている様だった。

「小松のおばさんに一言言ってたら平気だよ」

「そうかな、そしたら行こうかな」

「わかった決まりね」

「小松のおばさん!ちょっと文香と外の空気吸ってくる!」

親たちの冷やかしを聞きながら玄関を開けると直輝たちが待っていた。

「おせーよ大志」

「あぁ悪りぃーお客が来てたもんで」
直輝たちに文香を紹介した。


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