一夏夕涼み

「ねぇ母さん今週桜と最近出来たカフェに行くんだ」

「そうなのテレビで有名よね、楽しんでらっしゃい、今度おばあちゃん家に行こうと思うんだけど文香も来る?」

「行きたい!久しぶりにおばあちゃんと会うの楽しみだね!」

「おばあちゃん元気にしてるのかしら、けど文香ちゃんとレーポート終わらすのよ」

「あっもうこんな時間だ学校行かなきゃ!」

「ごまかすな笑!」

「行ってきます!」

「行ってらっしゃい!」

そうして文香と真帆の時間が終わるのだ、文香は少し寂しそうに家を出た。

文香は学校までバスで通学する、バス停まで20分ほど歩きそこから10分ほどバスに揺られると学校に着く。

文香はいつもイヤホンをしながらバス停まで歩く、文香の地域からはあまり同じ高校の生徒はいないため、バス停まで1人で通学することがほとんどだ、バス停に着くと同じ制服を着た人がちらほらいるがイヤホンは付けたままだ、そしてバスは学校へ向かう。
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