一ノ瀬さん家の恋愛事情。
そう言うと、一ノ瀬君はええっと声を上げる。
やっぱり驚かれちゃうか…
これでも県大会で三位とったんだもんね!
「じゃあ試合で一緒になったことあるかもしれないね。どこ高校出身?」
あれ、そういう意味で驚いた声?
それになんだか生き生きしてる。
「すみれが丘です。女子校なの。」
「ああ、すみれが丘か!確か結構強かったよね。」
母校を褒められると嬉しい。
「今はもう入ってないの?」
「うん、今は手話サークルに入ってるの。剣道部も気になったんだけど。」
将来は言語系の障害のある人たちの助けになれる仕事をしたいって思ってるんだ。
「…くしゅ!」
やっぱりまだコートがいるかも。
いつの間にか立ち話で盛り上がっちゃって。
自分でも驚き。
こんなに男の子と会話が続いたのは初めて。
「ごめん、寒いよね。帰ろっか…」
くしゃみをした私を見て、一ノ瀬君は駅の方に歩き始める。
やっぱり驚かれちゃうか…
これでも県大会で三位とったんだもんね!
「じゃあ試合で一緒になったことあるかもしれないね。どこ高校出身?」
あれ、そういう意味で驚いた声?
それになんだか生き生きしてる。
「すみれが丘です。女子校なの。」
「ああ、すみれが丘か!確か結構強かったよね。」
母校を褒められると嬉しい。
「今はもう入ってないの?」
「うん、今は手話サークルに入ってるの。剣道部も気になったんだけど。」
将来は言語系の障害のある人たちの助けになれる仕事をしたいって思ってるんだ。
「…くしゅ!」
やっぱりまだコートがいるかも。
いつの間にか立ち話で盛り上がっちゃって。
自分でも驚き。
こんなに男の子と会話が続いたのは初めて。
「ごめん、寒いよね。帰ろっか…」
くしゃみをした私を見て、一ノ瀬君は駅の方に歩き始める。