一ノ瀬さん家の恋愛事情。
そしてこちらもラブラブのご様子。

やっぱりわたし、場違いなんじゃ…

そう思って何気なく一ノ瀬君の方を見ると、バッチリ目があっちゃって。

あわてて目をそらす。

きっと私、今顔が赤くなってる。

心臓だって、早くなってる。

私、一ノ瀬君が好きなのかな…

あってまだ一ヶ月弱なのに。

毎日大学内で姿を目が探しちゃって。

会えたら、すごくうれしくて。

これが、恋なのかな。



それからいくつかの遊具に乗って、お昼近くになったので園内のフードコートに入る。

「なあなあ、午後からはちょっと別行動しようぜ!」

柚木君からの突然提案。

別行動って…

「俺と希奈、瑛斗と和華ちゃん、そんで律とひなのちゃんでさ!」

ええっ!

わたしと一ノ瀬君!?

ていうか、柚木君ってばいつの間に希奈ちゃんと…


「賛成ー!また三時くらいに集合しようよ!」

希奈ちゃんは手を挙げる。
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