一ノ瀬さん家の恋愛事情。
宝石の降る日
side咲耶
廊下の向こう側に見えた2つの影。
ミルクティー色の髪色の二人。
やっぱりお似合いだ。
それでも決めたんだ。
あたしは明日の後夜祭で好きな人に好きって言う。
「咲耶!そろそろ体育館行こうよ!千歩たちのバンド一番でしょ?」
くるみが受付を片付けながら言う。
2日間の文化祭ももうすぐ終盤。
このあとは体育館であるミスターアンドミスコンテストがあって、そのまま後夜祭になる。
後夜祭の最初は軽音部のライブ。
「うん、そうだね。」
座ってたパイプ椅子を折りたたんであたしは立ち上がる。
体育館はさっきまでやっていたミスコンの熱気がいまだ収まっていないようでざわざわと騒がしい。
「浅丘君、めっちゃかっこよかった〜!」
どこからかそんな声が聞こえてきて、そういえば一年生の代表は浅丘君だっけなんて思い出した。
一ノ瀬君にも候補者として名前が挙がったみたいだけど断ったらしい。
「次軽音部のライブだっけ?」
「そうそう、一番始め、一ノ瀬君のバンドだって!」
ミルクティー色の髪色の二人。
やっぱりお似合いだ。
それでも決めたんだ。
あたしは明日の後夜祭で好きな人に好きって言う。
「咲耶!そろそろ体育館行こうよ!千歩たちのバンド一番でしょ?」
くるみが受付を片付けながら言う。
2日間の文化祭ももうすぐ終盤。
このあとは体育館であるミスターアンドミスコンテストがあって、そのまま後夜祭になる。
後夜祭の最初は軽音部のライブ。
「うん、そうだね。」
座ってたパイプ椅子を折りたたんであたしは立ち上がる。
体育館はさっきまでやっていたミスコンの熱気がいまだ収まっていないようでざわざわと騒がしい。
「浅丘君、めっちゃかっこよかった〜!」
どこからかそんな声が聞こえてきて、そういえば一年生の代表は浅丘君だっけなんて思い出した。
一ノ瀬君にも候補者として名前が挙がったみたいだけど断ったらしい。
「次軽音部のライブだっけ?」
「そうそう、一番始め、一ノ瀬君のバンドだって!」