一ノ瀬さん家の恋愛事情。
学校から歩いて20分くらいのところで練習試合があるらしい。
なのに真兄ってば張りきりすぎてみんなの予想よりも遥かに早く家を出ていき、結果今日のお弁当当番だった優兄作のお弁当を忘れたということだ。
「玲、悪いんだけど頼めない?俺も部活あるし、愛も律兄も部活だし…」
さすがの玲でも優兄の頼みなら聞くでしょ、と思ってゆうゆうとパンを食べてたあたし。
「悪いけど今日は具合が悪くて…」
って、ええ!?
大嘘つきが!!!
さっきまで普通にご飯食べてたじゃん!
いつもどおりこれでもか!ってくらいジャム塗りたくってさ!
「そっか…なら…」
優兄!?
優しすぎるのはわかるけど、完全に仮病です!
確かに玲は暑さにめちゃくちゃ弱くて、ほとんど家から出ようとしない。
それは冬も同じなんだけどね!
「俺が行ってくるね、えーっと、…」
待って待って!
優兄も剣道部の練習があるんだよね?
しかも三年だから、最後の夏の大会に向けての。
隣を見ると素知らぬ顔で牛乳を飲む玲。
なのに真兄ってば張りきりすぎてみんなの予想よりも遥かに早く家を出ていき、結果今日のお弁当当番だった優兄作のお弁当を忘れたということだ。
「玲、悪いんだけど頼めない?俺も部活あるし、愛も律兄も部活だし…」
さすがの玲でも優兄の頼みなら聞くでしょ、と思ってゆうゆうとパンを食べてたあたし。
「悪いけど今日は具合が悪くて…」
って、ええ!?
大嘘つきが!!!
さっきまで普通にご飯食べてたじゃん!
いつもどおりこれでもか!ってくらいジャム塗りたくってさ!
「そっか…なら…」
優兄!?
優しすぎるのはわかるけど、完全に仮病です!
確かに玲は暑さにめちゃくちゃ弱くて、ほとんど家から出ようとしない。
それは冬も同じなんだけどね!
「俺が行ってくるね、えーっと、…」
待って待って!
優兄も剣道部の練習があるんだよね?
しかも三年だから、最後の夏の大会に向けての。
隣を見ると素知らぬ顔で牛乳を飲む玲。