一ノ瀬さん家の恋愛事情。
そんなこんなであたしは美術部を早退し、バスケの練習試合会場である総合体育館にやってきた。
ついたのは12時前。
なんとかギリギリセーフかな??
で、真兄はどこにいるんだろ。
運動音痴なあたしは体育館なんて縁がないからめったにこない。
小学生の時たまーに真兄の試合を見に来てたけど、こんなに大きな体育館は初めてだ。
へえ、きれいなホール、ジムまである!
あっちはプールかぁ。
えーっと、バスケの試合してるアリーナは…
「わっ!」
キョロキョロしてたら目の前に壁!
じゃなくて、人が立ってた。
ぶつかっちゃってお弁当を落としちゃった!
「ごめんなさい!」
「いえ、こちらこそ!…それ、大丈夫?」
顔を上げるとあたしが落としたお弁当を持って心配そうな顔をしてる、男の子。
バスケのビブスをしてるから、この人も練習試合なのかな?
「あの、誰か探してるんですか?」
「あ、はい、あの第一中学校の練習試合をしてるところを探してて…」
「ああ、それならこっちです、俺達の中学と対戦してるんです!」
そうなんだ!
「マネージャーさんですか?」
「いえ、忘れ物を届けに。」
ついたのは12時前。
なんとかギリギリセーフかな??
で、真兄はどこにいるんだろ。
運動音痴なあたしは体育館なんて縁がないからめったにこない。
小学生の時たまーに真兄の試合を見に来てたけど、こんなに大きな体育館は初めてだ。
へえ、きれいなホール、ジムまである!
あっちはプールかぁ。
えーっと、バスケの試合してるアリーナは…
「わっ!」
キョロキョロしてたら目の前に壁!
じゃなくて、人が立ってた。
ぶつかっちゃってお弁当を落としちゃった!
「ごめんなさい!」
「いえ、こちらこそ!…それ、大丈夫?」
顔を上げるとあたしが落としたお弁当を持って心配そうな顔をしてる、男の子。
バスケのビブスをしてるから、この人も練習試合なのかな?
「あの、誰か探してるんですか?」
「あ、はい、あの第一中学校の練習試合をしてるところを探してて…」
「ああ、それならこっちです、俺達の中学と対戦してるんです!」
そうなんだ!
「マネージャーさんですか?」
「いえ、忘れ物を届けに。」