あの日、あの時、あの手を離さなければ…

初めて出会った、あの日…。

私は、速川 美海(はやかわ みう)普通の高校1年。
今年から高校生になり、憧れのJKになったばかり。

高校生活にも慣れてきて友達もできたり、それなりに毎日楽しく生活してると思う。

?『はよー、今日も相変わらずちっせーのなww』
美「うわ、出たよ。朝から、うるさいのが」
?『誰がうるさいんだよ?』
美「あんた以外、誰がいんのよ‼」

そして、このうるさい奴が私の腐れ縁でいわゆる幼馴染の春野 颯真(はるの そうま)だ。
颯真とは、小学校からの同級生で何故か高校まで一緒になってしまったのだ。颯真は、昔から声がでかくて
いつも私をチビだのなんだのって言ってくるからホントムカつくんだよね。

?『また、2人とも言い合いしてんの?相変わらずだね』
美「あ、柚乃じゃん!おはよー」

この子は、秋山 柚乃(あきやま ゆの)中学からの
親友で高校も一緒になった。柚乃は、普段はしっかりしてるんだけど少し抜けてるとこもあったりして私は
そうゆう柚乃が大好きなのだ。

柚『おはよー。毎回、同じようなことで言い合いできるの逆にすごいわww』
美「私のせいじゃないでしょ。颯真がうるさいのが悪いんだから」
颯『は⁉俺のせいかよ』
美「あんた以外、誰がいんのよ!!!」
柚『はいはい、分かったから』

?『相変わらず朝から賑やかだね』
颯『お、瞬‼はよー』
美「瞬、おはよー‼今日もだるそーだねww」

このだるそうな人は、夏野 瞬(なつの しゅん)瞬も柚乃と一緒で中学からの同級生だから私達は4人で一緒にいる事が多いのだ。瞬は、クールなのか無気力っていうのか脱力系って感じのに頭が良いから成績とかも良くていつもテストとかも点数いいんだよね。

瞬『おはよ。だって俺、低血圧だから朝弱いし』
颯『それ、ただの言い訳だろーがww』
柚『それより、今日なんか転校生が来るらしいよー』
美「え、そーなんだ。どんな人だろうね?」
颯『あー、なんか男子らしいぜ』
美「へー、そうなんだ」
柚『あ、教室ついたね。じゃあ、またねー』
颯・瞬『おー、じゃあな』
美「またねー」

私と柚乃は1組で颯真と瞬は3組だからクラスは別なのだ。だから基本、朝とたまに校内で会うぐらい。

美「えー、転校生どのクラスになるんだろうね?」
柚『まぁ、もうすぐ分かるだろうし楽しみだね』

キーンコーン
先生『はーい、じゃあ席についてください』
生徒『せんせーい‼転校生が来るってホントですか?』
先生『おー、今日から来るけど残念ながらこのクラスじゃないから気になるなら後で探しに行けー』

美「なーんだ、違うクラスなのか残念だね」
柚『そーだね。何組なんだろうね』
美「まぁ、そのうち分かるっしょ」

〜昼休み〜

颯『おー、美海と柚乃じゃん』
美「颯真と瞬もお昼、買いに来た感じ?」
瞬『弁当だけじゃ足りないって颯真が言うから俺は付き添いで来ただけ』
颯『そーだけどそうじゃない!!雪斗に学校案内してる途中に買いに来てんだから、寄っただけじゃん‼』

柚『転校生って颯真たちのクラスだったの?』
颯『そー、先生に学校案内を頼まれたから今してんの』
雪『橘 雪斗(たちばな ゆきと)です。よろしく』
美「速川 美海です‼よろしくね」
柚『秋山 柚乃です。よろしく』

颯『あ、みんな今日って放課後なんか予定ある?』
柚『私と美海は、どっか行こうかなって話してたけど』
瞬『俺は、特になんもないけど』
颯『じゃあさ、みんなで帰ろーぜ‼』
美「え、なんで?」
颯『雪斗の家、俺らと近いんだってよ。だから帰り道とか案内とかしながらどっか遊び行こーぜ‼』
美「そうゆうことなら、別に私は良いけど柚乃どうする?出かけるって言ってたけど」
柚『私もいいよ。出かけるのは今度でも行けるしね』
颯『じゃあ、決まりな!!!放課後、玄関のとこで待ち合わせで!!!』
雪『あの、ありがとう。この辺、まだ分からないとこ多いから助かる』
美「気にしないで、困ったときはお互い様だからね!!!」
柚『じゃあ、また放課後ねー』
颯・瞬『おーう』
雪 ペコリ

美「なんか、爽やか系な男子だったね」
柚『あれは女子人気が出るかもねー』

これが私と雪斗が初めて出会ったときだった。

< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop