彼の溺愛の波に乗せられて
ちゃんと仕事の事も話そう。
変に隠してるのもおかしいよな。

でもどのタイミングで話そうか。

こんな事で悩むなんて、俺もずいぶん臆病になったもんだ。

にしても雅という女は、なかなか思い通りにいかない。

捕まえたと思ったらスルっと抜け出してしまう。
本当に猫みたいだ。

自由きままで。
可愛い。

もう会いたい。

でもがっつきすぎて逃げられたくない。

ははは。
本当に、振り回されてんな俺。

その時電話が鳴る。
雅か?

そう思って電話を手に取れば、アメリカにいる親友のマイクだった。
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