彼の溺愛の波に乗せられて
見つめ合う二人の視線が絡み合う。

「雅。今日は帰りな。ご両親も2日連続はさすがに心配するだろ」

なんとか理性をかき集めて思ってもない事を言う。
本音を言えばもうすでに一緒に暮らしたい。
なんなら結婚したい。

「そんな、いいのに気にしなくて」

そんな俺を知ってか知らずかめっちゃ誘惑されそう。

「いや、だめだ」

「えー。なんでー? 一緒いたくないのー?」

ああもう!

「ご両親に聞いてみろ」

結局俺はそんな事を言ってしまう。
そしてすぐに両親に電話してあっさり許可されてしまった。
いいんかい。

「ふふふ。いいってよ? どうする?」

「んな決まってんだろ。帰るぞ」

そして結局2台でマンションに戻ったのだった。
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