彼の溺愛の波に乗せられて
翌朝雅の車でジムに乗せて行って俺は車屋に向かった。

「バッテリーもそうだけど、他にも結構きちゃってますね」

「とりあえず直せるところ直してもらえますか?」

「わかりました」

結婚もしてないのに車とか勝手に買ってやったらさすがに引かれるよな。

このモデル確か復刻版で新しく出てなかったっけ?

そう思いながらも携帯で調べる俺。
あるじゃんね。

でもこの古い感じが好きなのか?

んー。

買えるけど…
雅はそういうのされて喜ばなさそう。

あいつ飯奢るだけでもすんげー腰低くなるからな。

やっぱり今までの女と違う。

まずもう少し様子見てだな。

そして無事に終わって車をジムまで届けて俺はタクシーでマンションに帰った。
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