彼の溺愛の波に乗せられて
とりあえずシャワー浴びよう。

そして鏡を見ると胸元にキスマークが付いていた。

いやマジで!
なんて事してくれちゃってんの!?

こんな事されるくらいならよっぽど金持って逃げられた方がマシなんだけど。

これ間違いなくキスマークだよな?

気持ち悪っ!

俺の下半身は沈黙を貫いている。
なぁ教えてくれよ。

お前何もしてねぇよな?

語りかけるも無反応だ。

はぁ…

シャワー室に俺のため息が消えて行った。

こういう場合、普通どうする?

マイクに聞こう。
もうお手上げだ。

この時間なら繋がるよな?

『ブラザー! どうした?』

相変わらずだな。

「マイク。ちょっとだけ聞いてもらいたいんだけど」

俺の声、よっわ。
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