彼の溺愛の波に乗せられて
「雅。今それ反則な。こんな場所じゃイチャつけないし。可愛い事言うのは誰もいない時にしてくれ。じゃないとどこでも襲っちまいそ俺」

「いやだ。言いたい時に言う」

「フッは!」

天寿は笑ったあと優しく微笑んで私を見つめる。

「最高だよ。そゆとこ」

そう言って結局ここが外だと言うのにキスをされた。

そして愛莉を呼んで雅人と凌雅の店に行く。
兄貴たちにも天寿と付き合ったことは報告済みだ。

驚いてたけど喜んでた。

しかも今日はシフト変更で二人とも早くあがれたらしく、そのまま皆んなで焼肉を食べる事になった。

すると今度は偶然にも天寿の姉と妹の二人が店に入ってきた。

「「え? 天寿?」」

げ! っという顔をする天寿。

「えー!? 待って待って!? 雅ちゃん!? 私姉の寿梨!」

寿梨さんがズイっと顔を寄せてきた。

「あ、はい。ははは。五十嵐 雅です」

「きゃー! 噂通り可愛いー! 私、妹の寿奈でーす! え!? 待って!? え!?」

寿奈さんは雅人と凌雅を見て驚いている。
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