彼の溺愛の波に乗せられて
「あとは冬はスノボーかな」

寿奈さんが言う。

「サーフィン無理なのに、スノボーはできんの?」

雅人が笑いながら肉を食べた。

「そうなの! スノボーの才能はあんのよ! あははは!」

「俺らもするよスノボー」

凌雅が答える。

「天寿もできるの?」

「できるよ」

「本当!? んじゃ冬皆んなで行こう!」

「ははは。いーな。賑やかで楽しそうだ」

愛莉も嬉しそうに手を叩いている。

「えー。私だけじゃんできないのー」

寿梨さんは出来ないらしい。

「寿梨は旦那とソリでいいだろ」

天寿が笑いながら言う。

「あ、いーねそれ! 決まり!」

いいらしい。

そしてその後もみんなでわいわい騒いで解散になったのだった。
< 210 / 301 >

この作品をシェア

pagetop