彼の溺愛の波に乗せられて
「ぇえ!? 彼氏できたの!? 本当に? 俺に断りもなく!?」

はい?
なぜ優弥くんに断りを入れないといけないのよ。

「俺、密かに恋心抱いてたのに!?」

知らんがな。
嘘ばっかり言うなっての。

「優弥くん、本当やめな? 私じゃなかったら騙されるよそんな言い方したら」

「いやショックだわ。まぢか…。雅人のやつなんも言ってなかったぞ?」

「まぁ、付き合ったのもわりと最近だし」

「これは今年一番のビッグニュースだわ。彼氏出来たって事は…。したよな!? うーわ、永遠の処女でいてほしかったわー」

「しょっ!? 優弥くん! いいからボード選んでよ!」

優弥くんはそれでもまだブツブツ言いながらボードを選んでいく。






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