彼の溺愛の波に乗せられて
「天寿っ…」

そして迫り上がった波がまた弾けた。
ジンジンとして熱い。

「足りない?」

私はコクっと頷く。

届いてない奥が天寿を呼んでいる。

「素直で可愛いな」

そう言ってまた準備をした天寿は私を上に乗せた。

「おいで」

優しく下から私を見上げる。

私はグっと入り口に天寿を咥えて腰を落とした。

「はぁっ…」

「くっ…」

天寿に腰を掴まれ誘導されるように腰を動かす。

「ふっ…うっ…はぁっ…」

下からも更に腰を突き上げられれば脳天まで突き上げられてるかのような感覚に陥る。

「もっと」

天寿の甘く低い声が耳に届けば、言う通りに動いてしまう。

「もっと俺を欲しがって」

「はぁっ…天寿っ」

その熱い瞳を見ているだけでおかしくなりそう。

思わず目を閉じてしまう。
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