彼の溺愛の波に乗せられて
「クククク」

「天寿が一番カッコよかった。私だけ…」

自分が小さい事を気にしているようだ。
どう見たって子供には見えないし、誰よりも可愛くて綺麗なのに。

そんな姿もまた愛しい。

俺はベッドにすかさず雅を連れて行き、縫い付けるように押し倒した。

「あっ…はぁっ…ふっ…」

俺の上に乗って艶めかしく色っぽい表情で俺を涙目になりながら踊る雅。

「誰が子供だって?」

腰を掴みガンと突き上げる。

「はぁっ…あっ…」

「子供相手にこんな事しない」

「ふっ…んっ…やっ…」

「お前、わかってないな…どれだけ自分が魅力的な女性か…くっ…」

俺の腰つきも加速して気を抜けばすぐに搾り取られてしまいそうだ。

こんなにも狂わしくかぐわしい姿、他の女とは比べものにもならない。

「雅だけが、俺を満足させられる…」

二人絶頂を迎え果てる。

俺はそんな女性を妻にして、世界一幸せ者だと思う。

俺にだけ甘えるのも、わがままを言うのも全て愛おしくてたまらないんだ。

俺だけの可愛い妻。
飼い主にだけ懐く猫のように。


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