甘いミルクティーを君に、
part 0
別れと合鍵。
「ふうー、あと1時間くらいは掛かるよね、、」
季節は真冬だというのに、着ているセーターは少し汗で湿っていた。
両手を腰に当て体を後ろにそらした。
「ちょっと休憩しようか?」
疲れた私を見かねてか、絵里佳が声をかけてきた。
壁に掛けている時計の針は昼の3時半を指していた。
「ううん、大丈夫。もうちょっとで大樹かえってきちゃうから、、、終わらせてしまいたい、、、絵里佳は大丈夫?」
「余裕余裕!」と絵里佳はニカっと笑う。
「、、、ありがとう」
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