甘いミルクティーを君に、

階段を駆け降りて、絵里佳は車の前で待っていた。


「あ、やっときた、車のキー貰うの忘れてたって…。」


「…え、絵里佳…う、うああああん。」


絵里佳の顔を見ると緊張の糸が解けたように
涙が溢れた。


絵里佳はそっと抱きしめてくれた。


「よく頑張った、」って何度も言いながら。


荷物を私の新居に運んで、絵里佳は私を心配してなのか、その日は絵里佳のアパートに戻り泊まることになった。



私が落ち着くまで、ずっと傍にいてくれた。



その後のことはあまり覚えていない。



気がつくと、窓からは朝日がさしていた。


頭いたい、、


「あのまま寝ちゃったんだ…。」



私はリビングのソファにそのまま寝てしまっていた。


目の前の机には空になったお酒の缶が乱雑に置かれている。

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