甘いミルクティーを君に、
part 1

後悔と記憶(仮)



時間というのは残酷で、大樹と別れてから、もうすぐで1年が経とうとしていた。


外は日が暗くなるのが早くなり、日に日に寒さが増している。


別れてから約1年。


あれから大樹とは連絡を取っていない。


でも連絡先は消していない。


私はそこまで割り切ることは出来なかった。


何度か消そうとした、でもその度に、


後悔するんじゃないかとか、



もしかしたら、また彼から連絡が来るかもしれないとか、淡い期待を抱いていた。


でも半年も経てばその期待はなくなっていた。


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