甘いミルクティーを君に、


いつ言ってたっけ…?


私の顔にあからさまに“知りません、何ですか、それ“と書いてあったらしく、大北先輩は“はーっ“と大きなため息をついた。


面目ない…。


「でしょうね、きっと忘れてるだろうなと思ったから声かけたのよ。最近、心ここになしって感じだし…。私たちだけの飲み会なら、別に来なくても良いんだけど、今日は新入社員もいるから、一応“上司“として参加しといて欲しいのよ…。」


「本当迷惑かけてばっかりで申し訳ないです…。でも、新入社員?…こんな時期にですか…?」



こんな時期に歓迎会なんて聞いたことがない、大体この時期はどこも忘年会しかないはず…だよね?


「そうなのよ、私も聞いたことなかったから、よく分からないんだけど、一応上司に言われたし、まあ、時期も時期だし忘年会も兼ねてるんだろうけど。」


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