甘いミルクティーを君に、
 
絵里佳が来てくれて本当に良かった。


きっと1人だったらこんなに、スムーズに片付かなかったと思うから、


荷物なんて大してないと思っていたのに、


いざ片付けを始めるとあまりにも思い出が多すぎて、
手を何度も何度も止めてしまった。


なかなか部屋が片付かない私に痺れを切らした絵里佳は、「手伝ってあげるから、早く片付けな」と言ってくれて、仕事が休みの日にアパートまで来てくれた。


正直捨てれる物も多かったけど、捨てれない物の方が多かった。


新しいアパートはこんなに広くないし、断捨離するにはちょうど良いのかもしれない。
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