甘いミルクティーを君に、
大北先輩と私は同時にブルっと肩を振るわせた。
「さむっ!」
「冬…ですねー。」
「だねー。早く行こう。」
お店はさほど遠くなく、会社から電車2駅分ほどだった。
まあお店はthe大衆居酒屋って感じで、華金なのもあってか、結構人で賑わっていた。
大北先輩はレジ横に居た店員さんに声をかける。
「すみません、〇〇会社で予約して居たものですが…」
通された座敷は個室になっていて、ざっと30人くらいが座れるであろう広さだった。