甘いミルクティーを君に、
2人が何を話していたのかは聞いてない。
とにかく私は、存在を消したくて荷物を運び続けた。
何個目かを運び出したところ、大樹が私の荷物を抱えて外に出てきた。
「あ…ありがとう、疲れてるのに、後は私たちでするよ?」
「…良いよ、俺も手伝うよ、外も暗いし2人じゃ危ないでしょ。」
「……ごめんね。」
「何で謝んの…」
久々に見た大樹は元気がないように見えた。
少し痩せた気もする。
それか、私がそう思いたいだけなのかも。
私が居なくなって“寂しい“って。