甘いミルクティーを君に、
「はは、確かに、、。」
「そんなに持っていって新しい部屋に入るのか?」
「んー、まあ入らなかったら、捨てたりあげたりするかな。」
「持っていけなかったらまた、、、あー、いや、そっか。」
大樹は何かを言おうとしたけど、途中で口を止めた。
私も謝らなきゃ…。
私が出ていってからは、大樹は時折連絡をくれていた。
でも、返す勇気がなかった。
「…ごめんね、この2ヶ月連絡くれたのに、返さなくて、なのに急に今日引っ越すなんて…」
「…いや、大丈夫だよ、元気だった?」
「うん、まあそれなりにかな。絵里佳が毎週末飲みに誘ってくる以外、元気にやってるよ。」
「ははは、あいつ本当に変わんないな。」
「この前だって、酔っ払って電話してきて、迎えにいったんだから、」
「はっはは、同じアラサーじゃないよな、ほんと。」