シンデレラのないしょ話 ~悪役令嬢だって恋をする~
「そういうあなた達は何なの? 大の男が二人がかりで私みたいな小娘に悪口あびせて、卑怯じゃない?」
「はあ? 別になぐったりしたわけじゃねえじゃねえか」
「お前の方こそどうなんだよ。お仲間はいたいけな赤ずきんを食うオオカミ二匹と、ババアのくせに白雪姫の美貌にしっとするママハハとか、よくよく悪い奴ら同士でまとまって、まともなヤツと友達になれねえんだろ?」
なんか、微妙に本当のことをついてくるところが憎たらしい。
確かに私達には普通の役の友人は出来にくい。
でもそれは私達が本当に悪い奴らだからということじゃなくて、私達を悪いヤツらだと勝手にみんなで決めつけて、近づこうともしないからだ。
「はあ? 別になぐったりしたわけじゃねえじゃねえか」
「お前の方こそどうなんだよ。お仲間はいたいけな赤ずきんを食うオオカミ二匹と、ババアのくせに白雪姫の美貌にしっとするママハハとか、よくよく悪い奴ら同士でまとまって、まともなヤツと友達になれねえんだろ?」
なんか、微妙に本当のことをついてくるところが憎たらしい。
確かに私達には普通の役の友人は出来にくい。
でもそれは私達が本当に悪い奴らだからということじゃなくて、私達を悪いヤツらだと勝手にみんなで決めつけて、近づこうともしないからだ。