シンデレラのないしょ話 ~悪役令嬢だって恋をする~
鏡の魔女さんはペローオオカミや私に目でうなずくと、グリムオオカミの前に立った。
「ねえ、グリムオオカミ。顔を上げなくてもいいから、私の話を聞いてくれる?」
「………」
無言のままコクコクとうなずく。
「私達の物語が終わった話は聞いているよね? それで、前から言っていた通り、しばらく旅に出ようと思うの」
「…………」(コクコク)
「いつかはまたここにもどって来るつもりだけど、多分長い旅になると思うわ」
「…………」(コクコク)
「ねえ、グリムオオカミ。顔を上げなくてもいいから、私の話を聞いてくれる?」
「………」
無言のままコクコクとうなずく。
「私達の物語が終わった話は聞いているよね? それで、前から言っていた通り、しばらく旅に出ようと思うの」
「…………」(コクコク)
「いつかはまたここにもどって来るつもりだけど、多分長い旅になると思うわ」
「…………」(コクコク)