シンデレラのないしょ話 ~悪役令嬢だって恋をする~
グリムオオカミは、何を言われているのかよくわからない、といった感じで、口をあんぐり開けたまま固まっていた。
でもそれはグリムオオカミだけじゃなくて、ペローオオカミも私も、それから他の男達もみんな。
ほうけたように口を開いたままだった。
こんなことって……。
こんなことが本当に起こるなんて、考えてもみなかった。
(グリムオオカミ、ごめん)
「あ……え、えと……」
「なんだい?」
でもそれはグリムオオカミだけじゃなくて、ペローオオカミも私も、それから他の男達もみんな。
ほうけたように口を開いたままだった。
こんなことって……。
こんなことが本当に起こるなんて、考えてもみなかった。
(グリムオオカミ、ごめん)
「あ……え、えと……」
「なんだい?」