シンデレラのないしょ話 ~悪役令嬢だって恋をする~
「……ジャボット……」
「良かったね!本当に良かったね!」
「おめでとさん。オレもうれしいぜ」
「……ペローの……」
他の人達も周りで拍手して「良かったな」「おお、カップル誕生か」と冷やかし交じりに祝福する。
「…………」
私とペローオオカミに背中をおされ、鏡の魔女さんに一歩近付いたグリムオオカミは、それでもまだ、どまどったようにだまっていた。
「良かったね!本当に良かったね!」
「おめでとさん。オレもうれしいぜ」
「……ペローの……」
他の人達も周りで拍手して「良かったな」「おお、カップル誕生か」と冷やかし交じりに祝福する。
「…………」
私とペローオオカミに背中をおされ、鏡の魔女さんに一歩近付いたグリムオオカミは、それでもまだ、どまどったようにだまっていた。