シンデレラのないしょ話 ~悪役令嬢だって恋をする~
「オレも、実はちょっとそう思ってるぞ」
ふりむくと、さっき私を散々「ブス」と言ってきた男の片割れだった。
「さっきはさ、あと、こないだもひどいこと言っちまったけど、そう言いながら『いや、そこまで悪くねえな』と心ん中じゃ思ってたんだ」
そうよ、さっきは一緒になって人の顔を何度もブスって言ってたくせに……。
「シンデレラに意地悪している娘っこだと思ったから、イヤがるようなことを言ってやろうと、あんなことを言ったんだ。でも、あんた結構かわいい顔してるぜ」
「え?え?な、何言ってるの!」
顔をほめられた経験のない私は、どう受け止めたらいいのかわからずあわてた。
か、かわいい?私が?うそ!
ふりむくと、さっき私を散々「ブス」と言ってきた男の片割れだった。
「さっきはさ、あと、こないだもひどいこと言っちまったけど、そう言いながら『いや、そこまで悪くねえな』と心ん中じゃ思ってたんだ」
そうよ、さっきは一緒になって人の顔を何度もブスって言ってたくせに……。
「シンデレラに意地悪している娘っこだと思ったから、イヤがるようなことを言ってやろうと、あんなことを言ったんだ。でも、あんた結構かわいい顔してるぜ」
「え?え?な、何言ってるの!」
顔をほめられた経験のない私は、どう受け止めたらいいのかわからずあわてた。
か、かわいい?私が?うそ!