シンデレラのないしょ話 ~悪役令嬢だって恋をする~
すると他の男達までが近寄ってきて「うん、悪くない」「むしろい」「オレの嫁よりずっとかわいい顔してるな」「おい、お前のヨメさんにチクってやろうか」ドッと笑いが起こる。
その中心で、私は真っ赤になって両手で顔をおさえた。
男達の一人が言う。
「髪だって金髪だし」
「これは、亜麻色っていうの。本物のシンデレラの髪はこんなボヤけた色じゃなくて、ツヤツヤした金髪よ」
「瞳だって緑色だし」
「こんなの、そこらの草っぱみたいな色だわ。エメラルドみたいなきれいなグリーンならまだしも…。シンデレラの瞳はサファイアみたいな深い青よ」
その中心で、私は真っ赤になって両手で顔をおさえた。
男達の一人が言う。
「髪だって金髪だし」
「これは、亜麻色っていうの。本物のシンデレラの髪はこんなボヤけた色じゃなくて、ツヤツヤした金髪よ」
「瞳だって緑色だし」
「こんなの、そこらの草っぱみたいな色だわ。エメラルドみたいなきれいなグリーンならまだしも…。シンデレラの瞳はサファイアみたいな深い青よ」