シンデレラのないしょ話 ~悪役令嬢だって恋をする~
 突然(とつぜん)聞きなれた声がしてそちらの方をふりかえると、シンデレラが立っていた。

「今日のお弁当に、デザート入れるの忘れちゃって届けに来たの。みんなさん、お姉様のお友達?こんなに沢山いるなら、もっといっぱい持ってくれば良かったわね」

「この人達とは今日なかよくなったのよ。あ、こっちはいつも話しているペローオオカミ。(かがみ)魔女(まじょ)さんとグリムオオカミは先に帰ったわ」

「そうなのね」
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