シンデレラのないしょ話 ~悪役令嬢だって恋をする~
 シンデレラがすごい美少女だということ、運がよければそのシンデレラに会えること、会えなくても私と一緒(いっしょ)にいればシンデレラの手料理にありつける、ということだ。

「シンデレラに会うなんて、すごくレアなんだぞ。オレは何年もジャボットと友人だったが、あの子に会ったのはこの間が初めてだ!」
 というペローオオカミの言葉で、シンデレラに会えるとしたらよほどラッキーなのだということを理解(りかい)してもらえたが、あきらめきれない男達から
「じゃあ、お姉さんがシンデレラをここに呼んでよ」
 という要望(ようぼう)が出た。
< 154 / 164 >

この作品をシェア

pagetop