シンデレラのないしょ話 ~悪役令嬢だって恋をする~
 王子様は国王夫妻と一緒に、王族専用(おうぞくせんよう)貴賓席(きひんせき)に着かれた。(座っている姿(すがた)素敵(すてき)
 
 王子様はしばらくした後国王陛下(こくおうへいか)に何か言われ(横顔も素敵(すてき))、立ち上がると来賓客(らいひんきゃく)の中でも位の高そうな貴族の方々にあいさつに立った。(立ち上がる姿(すがた)素敵(すてき)
 
 しばしの間談笑(だんしょう)された後、(だれ)かを探すように辺りを見まわし(キョロキョロするお顔も素敵(すてき))、プリンス親衛隊(しんえいたい)を見つけると、ほほえみながら(笑顔(えがお)素敵(すてき))彼女達に近付いた。
 
 今度こそプリンス親衛隊(しんえいたい)の少女達は声を押さえることができず、口元を扇で隠しながらも「きゃあ!」とか「ひゃあ!」とか小さい悲鳴(ひめい)をあげる。
 
 私までつられて声をあげそうになったけど、お父様とお母さんが私からのただならぬ雰囲気(ふんいき)を感じたのか、こちらに視線(しせん)を送ってきたので、辛うじてガマンした。
< 231 / 353 >

この作品をシェア

pagetop