シンデレラのないしょ話 ~悪役令嬢だって恋をする~
と、ここで王子様が笑い出した。
「待って。女の子に『竹を割ったような性格』って、ほめ言葉なの?」
「誉め言葉です!さっぱりしてて、裏表がなくて、真っすぐで、前向きで……。それってとても素敵なことですよね?!」
少しムキになって反論する私に、王子様が小さく頭を下げた。
「ごめん、その通りだね。君の言う通り、シンデレラは素敵な子だ」
こんな風にすぐに謝ることができる、王子様も素敵。
だからこそ、言わなきゃ。
「待って。女の子に『竹を割ったような性格』って、ほめ言葉なの?」
「誉め言葉です!さっぱりしてて、裏表がなくて、真っすぐで、前向きで……。それってとても素敵なことですよね?!」
少しムキになって反論する私に、王子様が小さく頭を下げた。
「ごめん、その通りだね。君の言う通り、シンデレラは素敵な子だ」
こんな風にすぐに謝ることができる、王子様も素敵。
だからこそ、言わなきゃ。