シンデレラのないしょ話 ~悪役令嬢だって恋をする~
「そう! 舞踏会が近付くにつれて『このままだと、本当に王子様と結婚することになる。それでいいの?』ってあせるようになって。だって私は世界中の冒険物語が大好きなんだもの! 結婚して、この先の人生をお城に閉じこもってくらすなんて、考えられない! つまんない!」
王子様の前で、わーーっとうでをぶんぶんふり回す、自由すぎるシンデレラ。こういう女の子は周りにあまりいなかったらしく、王子様は少しびっくりしたような顔をしていた。
(すでにシンデレラのキャラになれていたらしく、フック船長は落ち着いていた)
「それでね、その時一番興味をもっていた”カリブ海の海賊達”の仲間になれないか、映画国のデ〇〇〇ー地方まで行ってみようとしたんだけど、童話国の私は映画国の中に入れないのよね。それで今度は童話国の中で海賊が出てくる町を探してみたわけ」
王子様の前で、わーーっとうでをぶんぶんふり回す、自由すぎるシンデレラ。こういう女の子は周りにあまりいなかったらしく、王子様は少しびっくりしたような顔をしていた。
(すでにシンデレラのキャラになれていたらしく、フック船長は落ち着いていた)
「それでね、その時一番興味をもっていた”カリブ海の海賊達”の仲間になれないか、映画国のデ〇〇〇ー地方まで行ってみようとしたんだけど、童話国の私は映画国の中に入れないのよね。それで今度は童話国の中で海賊が出てくる町を探してみたわけ」