シンデレラのないしょ話 ~悪役令嬢だって恋をする~
ガラスの靴とドレスの秘密
「私の代わりに、シンデレラとして王子様と結婚していただけないでしょうか!」
初めて見るような、シンデレラの真剣な顔。その目は真っすぐに私の心を射抜いてきて、たじろがずにいられなかった。
「ま、待って。落ち着いて。シンデレラの役を降りる?ここまで来て? そんなこと許されるわけ、ないじゃない!」
なにしろ、《混沌の森》でちょっと目立っただけで、イエローカードを切られた過去がある。
もし主役を入れ替えたなんてことが知れたら……レッドカードは確実だ!
初めて見るような、シンデレラの真剣な顔。その目は真っすぐに私の心を射抜いてきて、たじろがずにいられなかった。
「ま、待って。落ち着いて。シンデレラの役を降りる?ここまで来て? そんなこと許されるわけ、ないじゃない!」
なにしろ、《混沌の森》でちょっと目立っただけで、イエローカードを切られた過去がある。
もし主役を入れ替えたなんてことが知れたら……レッドカードは確実だ!