シンデレラのないしょ話 ~悪役令嬢だって恋をする~
「どう思ったか……そうだな」
すぐに頭を切り替えた様子で、私の問いに答えてくれる。
「確かに、きれいな子だと思ったよ。すごく美人だと思った。うん、今も美人だなと思ってる。それに君の言う通り、性格もいいね。明るくてこう、スパッ! としてて。『竹を割ったような』性格。まさにその通りだ」
「それだけですか?」
「それだけ、とは?」
「私じゃなくて、シンデレラと結婚したいとは……思いませんでしたか?」
「いや、特にそうは考えなかったけど……そうだな……うーん」
そう言うと王子様は目を閉じて考えこんた。
すぐに頭を切り替えた様子で、私の問いに答えてくれる。
「確かに、きれいな子だと思ったよ。すごく美人だと思った。うん、今も美人だなと思ってる。それに君の言う通り、性格もいいね。明るくてこう、スパッ! としてて。『竹を割ったような』性格。まさにその通りだ」
「それだけですか?」
「それだけ、とは?」
「私じゃなくて、シンデレラと結婚したいとは……思いませんでしたか?」
「いや、特にそうは考えなかったけど……そうだな……うーん」
そう言うと王子様は目を閉じて考えこんた。