シンデレラのないしょ話 ~悪役令嬢だって恋をする~
答えは、イエス
「うーん……」
うなりながらしばらく目を閉じて考えこんでいた王子様だったが、おもむろに目を開ける。
そして「やっぱり、ジャボットと結婚したい」と答えた。
「今、シンデレラと結婚した場合のシミュレーションをしてみたんだけど、やっぱりうまくいきそうにない。……あ、君がイヤだというわけじゃないよ、シンデレラ。気を悪くしないで」
「私は平気でーす」
「うまくいきそうにないって、どういう意味ですか?」
「そのままだよ。多分どこかでひずみがくる」
王子様はシンデレラと私、二人の目を見ながら説明した。
うなりながらしばらく目を閉じて考えこんでいた王子様だったが、おもむろに目を開ける。
そして「やっぱり、ジャボットと結婚したい」と答えた。
「今、シンデレラと結婚した場合のシミュレーションをしてみたんだけど、やっぱりうまくいきそうにない。……あ、君がイヤだというわけじゃないよ、シンデレラ。気を悪くしないで」
「私は平気でーす」
「うまくいきそうにないって、どういう意味ですか?」
「そのままだよ。多分どこかでひずみがくる」
王子様はシンデレラと私、二人の目を見ながら説明した。