シンデレラのないしょ話 ～悪役令嬢だって恋をする～

　この《混沌の森》で悪役のみんなと出会って、それぞれの物語の役目やストレスやいろんなことを話せるようになって、本当に良かったな。

　みんなそれぞれのお話での立場のせいで、他の住人からはけむたがられたり、きらわれたりしているけど、根はいい人（とオオカミ）ばかりだ。
　女の子同士の友達のような、好きな人の話やおしゃれやお菓子の話は出来ないけれど、似たような悩みを共有する仲間がいて、私は大いに救(すく)われている。