シンデレラのないしょ話 ~悪役令嬢だって恋をする~
ふり返ると、さっきまでキッチンで「カリブ料理ってどんなのだっけ?」と言いながら大ぶりのえびと格闘していたシンデレラが、真っ二つに割られたエビのグリルを山のようにのせた皿を持って立っている。
エビからはガーリックとチリパウダーと思しき香りが漂い、とても美味しそうだったが、残念ながら誰もそのエビを食べる気分ではなかった。
両親と私の三人はリビングのソファーにすわりもせず話をしていたのだが、シンデレラはその真ん中に悠々と入りエビの皿をテーブルにダン!と置いた。
エビからはガーリックとチリパウダーと思しき香りが漂い、とても美味しそうだったが、残念ながら誰もそのエビを食べる気分ではなかった。
両親と私の三人はリビングのソファーにすわりもせず話をしていたのだが、シンデレラはその真ん中に悠々と入りエビの皿をテーブルにダン!と置いた。