シンデレラのないしょ話 ~悪役令嬢だって恋をする~
それはともかく、おそい夕食をとっている間に、シンデレラだけではなく私や両親もおちつきを取りもどしてきた。メイドや執事も呼んでみんなでシンデレラの料理をかこんでいると、普段通りの夕食の光景になる。
おいしいものを食べてお腹がいっぱいになるだけで、気分も満ち足りてしまうんだな。我ながら単純だけど。
でも、この毎回おどろかされるシンデレラの料理とも、もう少しでお別れなのか……。
「ねえ、シンデレラ?」
「なに?」
「今度、私にも料理の作り方、教えてよ」
「いいけど、お姉様ニワトリとかシメれるの?」
「……それは、勘弁……」
「うふふ、いいわよ。何料理がいい? モロッコ? ギリシャ? 中華料理?」
「まずは、かんたんなものから」
おいしいものを食べてお腹がいっぱいになるだけで、気分も満ち足りてしまうんだな。我ながら単純だけど。
でも、この毎回おどろかされるシンデレラの料理とも、もう少しでお別れなのか……。
「ねえ、シンデレラ?」
「なに?」
「今度、私にも料理の作り方、教えてよ」
「いいけど、お姉様ニワトリとかシメれるの?」
「……それは、勘弁……」
「うふふ、いいわよ。何料理がいい? モロッコ? ギリシャ? 中華料理?」
「まずは、かんたんなものから」